昭和の遺物でお手入れ
2017/10/01
小屋に引越してきた当初、1枚しか持っていなかったまな板は、現在4枚に増えました。
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4枚のうち、いちばんの新参者の木のまな板が、どうも黒ずんできたような・・・?
そんな気がしていまして、その黒ずみ(=カビ?腐り?)をなんとかしようというのが、今回のテーマでございます。
まずは木のまな板のお手入れの定番、「塩を振りかけて束子でこする」を試してみましたが、黒ずみは一向に薄くなりません。
こうなったら最終手段、①やすりをかける もしくは、②カンナで削る ・・・・のうち、よりキレイに仕上がりそうな②を試すことにしました。
木のまな板、カンナ前
↑左隅が黒ずんでいるし、こうやって見ると、割れもたくさんある・・・
そして、こちらが、今回使用する電動カンナ。
この重厚感。木箱入り。
昭和48年という、堂々とした書き込み。
工務店で不要になったものを譲ってもらった人から、譲ってもらったものです。
いざ!!
まずは、木端から。
おお、きれいになった・・・!
↓カンナ前
↓カンナ後
模様がハッキリ現れた!
↓木端のカンナ前
↓カンナ後
黒ずみがすっきり!模様も復活!
↓カンナ前
↓カンナ後
(↑小口の左角、カンナで焦げてしまった)
画像ではわかりづらいけれど、カンナ後の表面を#120くらいの紙やすりで磨きました。
この後#400、#600くらいまでかけようかと思っていたけど、意外とつるつるに仕上がったので終了。
(↑黒ずみに見える箇所は、木陰です。)
ボソボソしていた小口も、削ったらつるっとしました。
このキレイな状態を保持したい!!
で、いまさらですが、木のまな板の使い方を調べました。
1、全体を水でぬらしてから使う。→汚れが落としやすくなる、ニオイが付きにくい
2、使用後はすみやかに束子で水洗い。→洗剤不要、木目に沿って束子でこするだけでよい
3、ふきんで水分を拭き取り、風通しのよいところに干す。→木端を下に向けて浮かせるようにするとよい
4、黒ずみが気になったら、塩+束子で。熱湯消毒も。そしてたまに陰干し。→直射日光に当てると割れ・反りの原因に
私はこれまで、①水でぬらさず ②スポンジで洗剤洗い ③ふきんで水分を拭き取らずに干す ④直射日光にあてて干す
というパーフェクトなまでにダメな使い方をしていたことが判明。
キッチン用品を日に当てると、すがすがしい気持ちになるので好きだったんですが、これからは木陰に干すようにします・・・。
↑ある日の木製キッチン用品。ネコ(一輪車)に載せた網にならべて干しているところ。
ところで4枚のまな板のうち、もともと持っていたのはエピキュリアンというメーカーのもので、大きさのわりにはとても薄くて軽いので、使いやすさの点から言えば、満足の一品です。
上の写真では、いちばん右に干してある茶色い板がそれです。
商品説明にも「耐久性に優れており、表面は非多穴性で水分や雑菌の浸入を防ぎ、清潔に保つことが出来る。」とあるとおり、お手入れも簡単でした。
ただ、エピキュリアンが約37×28cm(Lサイズ)とわりと大きめなので、ちょっとだけ、小さいものを切るのに包丁を使いたい、という時に、いちいち大きなまな板を出すのが面倒くさかったため、10×20cmくらいの小さなまな板を追加しました。
上の画像では、エピキュリアンの左となりに並んでいる小さな板です。
まな板として使ってはいるものの、もともとは、製材の際に出た栗の端材です。
栗は古くから家の基礎となる部分に使われるほど、虫に強く、腐りにくい、とても硬い木です。
ところが最近ちょっと反ってきてしまって、まな板としては失格になりそうです。
あと1枚は、画像には写っていませんが、白いプラスチック製の、まな板シートのような薄いものです。
めったに使いませんが、魚を切るとき用です。
そのうち、まじめにキッチン用品の選別をしなくてはならないくらい、いろいろ増えました。
このあいだも、銅鍋を買いそうになりましたが、寸前でなんとか踏みとどまったところです・・・。