また失敗。どうしても上手くできない越冬
2017/04/23
なんでか、春目前にして鉢植えがいくつか臨終を迎えました。
嘘でなく3月の半ばすぎまでは淡い新芽を出すほどにげんきにしていたのに、唐突に枯れはじめて、それであれよと言う間にお陀仏です。
鉢植えを枯らすような不首尾は人生そのものの不首尾のごときものであると思って、すっかり恥じ入ってしまった次第でございます。
枯れたのはいずれも室内で越冬していた耐寒性のない植物でした。
「耐寒性のない」といいつつもマイナス5度くらいまでは耐えうるものばかりでしたが、厳冬期にはそれを下回る可能性のある地域に住んでいるので、大事をとって避難させていたのです。
冬の避難生活のあいだ根腐れには気をつけて、水は鉢の土が乾いてから遣っていたし、ものすごくたまに天気のいい日中に外に出して日向ぼっこをさせるなどしつつも、世話を焼きすぎないようにしていました。
それだのに春がきたと思ったら死亡です。
どうにも納得がいかないので、原因を探るべく検索を致しました。
「どんな具合に枯れたのか?」
枯れ方ですが、「オヤ、葉先が茶色くなってきたな…?」と思った数日後にはカラカラに枯れて落葉、続いて茎も枯れてゆく感じです。
で、検索の結果、この「葉先から枯れる」のは根腐れが原因である可能性が高いことがわかりました。
加えて日当たりがあまり良くないときにも葉が枯れてしまうこともあるようです。
室内の鉢植え避難所の日当たりがさほど良くなかったのは認めますが、でも春まぢかになって突然根腐れってどうしてなんだろう…?
水遣りの間隔を変えたわけではありません。
こちらは被害者のタマリロです(被害者は全部で4名います)
完全に枯れているけれど、でもすぐに捨てるには諦めきれなくて、未練がましく地植えしました。
生前のタマリロは、鮮やかなキミドリ色の茎をしていまして、そこに小さめの小判ほどの葉が2、3枚ついていましたし、死の直前、茎の先端には数ミリの新芽もありました。
4月まぢかのある日を境に全て落葉したあと、茎の先端から徐々に変色していき、やがて上の画像のような棒になりました。
茎を触るとぐんにゃりしていて、完全に腐っているのがわかります。
根腐れしてるのを確かめるために鉢から引き抜くと、意外にも根が張っていて抵抗がありました。
抵抗していたのは新たに伸びた数本の白い根でした。古くからある根は茶色くて簡単にちぎれてしまう…つまり根の98%くらいが腐ってる!
これが原因に違いありません。
葉の先端が変色してきた時点で気がつけば、あるいは助けることができたかもしれません。
はやい段階で茶色く変色した根を取り除き、植え替えてあげると回復することがあるとのことなので、今回のタマリロには申し訳ないことをしました。
それにしても、どうして急に??という疑問は残ります。
答えはわからずじまいですが、冬眠から目覚める時期は特に気をつけて様子を見てあげないとダメですね。
じつは月桂樹も葉が次々と枯れていき、これはもう駄目かもしらんと思っていたところに新芽が出てきたのを見つけて小躍りしました。
で、4月に入って陽気が良くなってきたので外に出してあげましたら、生き残っている葉が心なしか艶やかになった気がします。
(新芽が出てきた!)
そしてこれが、絶賛瀕死中のローズマリーです。
無事に越冬したので、4月に入って外に出してあげたんですが…。
おそらく、春の長雨に打たれたのが悪かったと思われます。
ローズマリーは地中海地方の出身とのことで、その辺りのカラッとした植物には酷な仕打ちでした。
現在かろうじて一部緑の葉が残っているので、乾燥気味にして復活を待っているところですが、枯れた部分を切り詰めたり、一度根を確認して植え替えてあげたりしたほうがいいのか悩んでいます(ローズマリーは植え替えを嫌うと聞いたので)
それにアルカリの用土を好むようなので、植え替えるなら灰をまぜてあげたい…。
(枯れた葉っぱでもいい香り)
とか言っていたら、再び大雨に晒してしまうという失態です…。
いっそのこと日当たりの良い軒下にでも置いておけばいいんですが。
植物はむつかしいです。
好きなのにうまくいかないのでさみしいかぎりです。